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帯状疱疹(2021年10月)


帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。多くは、幼少期に水痘に罹り、症状が治まってもウイルスは完全に除去されるわけではなく、神経細胞に残っているため、加齢・過労・ストレスなどの免疫力の低下より、身体内に潜んでいたウイルスが活性化し、帯状疱疹として発症します。夏バテのおこる夏から秋にかけて罹患率が高く、年代別では50歳を過ぎると千人当たり発症率は年間5.31人から8.41人で、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。
 症状としては、ピリピリ・チクチク・ズキズキといった神経痛が出て、1種間程度で痛みがある部位に赤い斑点が見られるようになります。患部を冷やさないようにし、痛みが強い場合はお風呂でしっかり温まると痛みは緩和されます。赤い斑点内に水ぶくれができ、水ぶくれが破れ最終的にかさぶたになり症状がおさまってきます。どの部位にも起こるのですが、上肢から胸背部、次いで腹背部、頭部・顔面の順に多くなっています。部位によっては、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴、めまいなどの合併症をおこしたり、皮膚の症状が治った後も、神経が損傷されたことにより痛みが何か月も残ることもあるため、自然治癒を待たずに早めの受診が大切です。
 再発を繰り返す方もいますが、水痘の既往のある方にはうつす危険はなく、一度も水痘に罹ったことのない方では、帯状疱疹ではなく水痘として発症します。
 予防には、日頃の体調管理が大切です。バランスのとれた食事・十分な睡眠・適度な運動などにより、免疫力アップを心がけましょう。50歳以上の方はワクチンが接種できます。1回の接種ですむ生ワクチンの皮下注射と、2か月の間隔をあけて2回筋肉注射をおこなう不活化ワクチンがあるため、かかりつけ医にご相談ください。

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