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保健師コラム

首こり病(頚性神経筋症候群)(2020年4月)


 頭は体重の約10%の重さがあり、例えば、体重60kgの人は6kgの頭を首が支えていることになります。携帯電話を使用している時などのうつむき姿勢は、頭の重さはこの2~3倍にもなり、首の筋肉が緊張し首こりを感じやすくなります。慢性的な緊張を強いられる筋肉は血行不良を起こし炎症状態へと移行していきます。
 頚性神経筋症候群とは、首の筋肉の緊張と難治性の不定愁訴(原因不明の頭痛・めまい・疲労・多汗・不眠・胃腸症・血圧不安定など)を症状とする状態をいいます。首には副交感神経があり、副交感神経は内臓や血管・呼吸器などをコントロールする重要な神経の一つで、うまく働かなくなると自律神経に異常をきたすため、全身に様々な症状があらわれてきます。
 日頃から前屈みにならないよう姿勢を正すことが基本です。首の筋肉をゆるめるには、15~30分に1回は首や肩をまわしてリラックスさせ、ホットタオルや入浴などで首を暖めることも効果的です。ビタミンEとビタミンCは血流を良くする働きがあるため、かぼちゃやブロッコリーなどの野菜や果物を意識して摂るよう心がけてください。筋肉や神経の動きをよくするカリウムやカルシウムは乳製品や緑黄色野菜に多く含まれています。質の良い十分な睡眠時間を確保することも大切です。
 自覚症状がでてきた時には注意が必要です。早期に受診し重症化を防ぎましょう。首こりの他に、頭痛やめまい等がある場合は脳神経科を、腕や手のしびれがある場合は整形外科を、吐き気や脱力感・息苦しさなどがある場合は心療内科の受診が考えられます。消炎鎮痛薬・筋弛緩薬の他、ビタミン剤、湿布やローションなどの外用薬など、症状にあった薬を処方してもらい早めの対処をしてください。

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