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保健師コラム

低血圧と立ちくらみ(2020年1月)

血圧は、ポンプの役割を担う心臓の収縮によって血液が全身に送り出される際に血管に加わる圧力のことです。一般的に収縮期血圧(上の血圧)が100mmHg以下を低血圧と呼びます。低血圧には種類があり、特に原因となる疾患がなく血圧の低い状態が続く本態性低血圧、心疾患や内分泌・代謝疾患などによる症候性低血圧、急に座ったり立ったりといった体位交換をした時におこる起立性低血圧があります。血圧を一定に保とうとする身体のしくみがうまく働かないためにおこる起立性低血圧は思春期や高齢者に多くみられます。
朝起きるのがつらかったり、急に立った時に血の気がひくという一般的な症状の他、疲れやすい・頭が重い・めまい・耳鳴り・動悸・吐き気など自覚症状は様々です。立ちくらみは、一時的に脳への血流が減少した結果生じる循環不全によっておこるため、健康な人でもおこることがあります。
本態性低血圧と起立性低血圧については、自律神経の調節がうまく働かないために起こります。予防と改善には、十分な睡眠と規則正しい生活が基本です。三食栄養バランスのとれた食事と水分摂取をこまめにおこなうことも大切です。全身の循環を良くするために、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動が効果的です。
起き上がる時はゆっくりとおこなうよう意識し、起立時の下肢末梢静脈血液のうっ滞を防ぐため弾力ストッキングを装着した方が良い場合もあるため、日常生活に気を付けても改善しない場合は、早めに受診しご相談してください。

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