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保健師コラム

片頭痛の解消(2021年12月)


日本人の約四千万人が慢性頭痛を有していると推定されています。その中でも片頭痛は、こめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。頭の片側だけが痛いとも限らず両側が痛むこともあり、頭痛以外に吐き気・嘔吐・下痢などの随伴症状が現れたり、光やにおい・音・気圧や温度の変化に対して敏感になることもあり、日常生活に支障が出る方もいます。
 脳の血管が急激に拡張することで痛みがおこるのですが、その原因としては、過労や寝不足または寝過ぎによる肉体的ストレス、緊張などの精神的ストレスの他、血管拡張作用のあるポリフェノール等を含む赤ワイン、血管収縮作用のあるチラミンが多く含まれるチョコレートやココア、チーズなどを摂取すると、それが身体内から無くなった時に逆に血管が広がるため、片頭痛を引き起こすことがあります。
 寝不足・寝過ぎ・疲労・空腹など身体のストレスを避け、質の良い睡眠の確保を心がけて下さい。誘発食品は控え、血管をリラックスさせる働きのあるマグネシウムを含むごま・ひじき・玄米・大豆製品・海藻類や、代謝を促進させるビタミンB2を含むうなぎ・レバー・カレイ・ほうれん草・納豆等を積極的に摂ることをお勧めします。
 痛みが強い場合は、首の後ろを冷やすと効果があり、逆に入浴やマッサージは血管を拡張させ痛みが増すため避けた方が良いでしょう。拡張した血管を収縮させたり、血管の炎症を抑える治療薬や予防薬があり、また片頭痛と思っていても他の疾病による痛みの場合もありますので、かかりつけ医や脳神経内科、頭痛外来などを受診し、ご相談してください。受診時に、痛む場所や痛み始めた時期などを伝えられると診断や対処がスムーズになりますので、普段から記録をつけておきましょう。

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