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生活習慣と不整脈(2023年3月)

心臓は、左右の心房と心室からなる4つの部屋に分かれていて、全身に血液を送り出すポンプのような役割をしています。ポンプを動かしているのは電気刺激です。

不整脈は、この電気刺激が乱れて心臓の興奮が正常に伝わらないために心臓の脈拍が正常とは異なるタイミングで起きるようになった状態です。脈が遅くなる徐脈、脈がとぶように感じられる予定されていないタイミングで脈が生じる期外収縮、脈が速くなる頻脈があります。緊急度や治療法も千差万別で、放置しても問題のないものから命にかかわるようなものもあります。

 飲酒・喫煙・睡眠不足等は、交感神経を活性化させ、不整脈をおこしやすくなります。アルコールによる不整脈は大量飲酒後に起こりやすく、頻脈とともに血圧上昇もきたします。慢性的に過度の飲酒の習慣がある方は、心臓への影響も大きくなり、発作性の心房細動を起こすこともあります。喫煙は、血管内を酸素不足にさせるため、血小板の凝固促進と血栓形成により心筋虚血をおこし、喫煙直後に急性心筋梗塞をおこす方もいます。睡眠不足やストレス・疲労の蓄積は、自律神経の乱れとともに心臓の拍動が乱れ、不整脈や動悸(ドキドキする感じ)がおこります。睡眠時は通常、副交感神経が優位になり血圧が下がりますが、睡眠不足が続くと夜間でも血圧が上昇したままで高血圧の発症につながります。

 左手の手のひらを表にして、親指の付け根(人差し指の延長線上)の手首の位置に、右手の人差し指・中指・薬指の3本を当てて拍動を感じとり、脈が乱れていないか確認することができます。脈が規則的で1分間に50~100回くらいであれば安心です。規則正しい生活で脈を整え、健やかな心臓でいられるよう心がけましょう。

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