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夏バテ予防の運動(2021年07月)


夏バテとは、身体がだるい・食欲がない・疲れやすい・寝不足などの夏の暑さによる体調不良の総称のことです。発汗による水分やミネラルの不足、食欲の低下による栄養不足、気温の変化への対応力低下による自律神経不調など原因は様々です。病名はなく、治療が必要な場合は個々にあらわれた症状に対する対症療法となります。
 栄養バランスの良い食事が基本ですが、炭水化物を効率よくエネルギーに変えるビタミンBを多く含む魚介類や豆類・乳製品を意識して摂りましょう。冷や奴や豚肉の冷しゃぶ等の良質のたんぱく質も補給してください。
ストレッチや筋トレの要素が入っているラジオ体操は全身をほぐし血行や代謝が良くなります。朝のラジオ体操は、寝ているときに優位に働く副交感神経から活動時に働く交感神経への切り替えがスムーズになり、自律神経のリズムとバランスが整いやすくなります。
セロトニンの分泌を促し自律神経が適正に働くようになるため、太ももやお尻周りの大きな筋肉を鍛えることも効果的です。軽い力でゆっくり動かすと実際よりも重い負荷がかかったようになるため筋肉の発達につながります。スクワットや階段1段飛ばし昇りなど呼吸をしながらゆっくり5~10回繰り返せるくらいの負荷の運動を1日10分程度、1週間に2~3回行うよう習慣化しましょう。体幹が鍛えられるお腹周りの筋トレである腹筋は、上体を全て起こす必要はなく臍を見るように肩が少し上がる程度を5回おこなうことで十分です。お腹や足先を温めておくと質の良い睡眠が得られ疲労解消につながるため、就寝前のストレッチもお勧めです。

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