特定健診・定期健診・人間ドック
健康チェックは病気を防ぐスタートライン
健康を保つためには、日常の生活習慣の見直しも必要ですが、健康なときこそ健康診断を受けて、自覚症状が現れない病気の有無やからだの変化をチェックして、健康状態を知ることが健康管理の基本です。
組合の健診(検診)事業
特定健康診査・特定保健指導
40歳から74歳となる被保険者を対象に特定健診を無料にて行います。また特定健診、東食国保の人間ドックや定期健診を受診された方の健診結果から対象者を選定し、生活習慣病予防の特定保健指導を無料にて行います。対象者には個別にご案内します。
定期健康診断(契約医療機関)
外来健診と巡回健診があります。(年度内1回の補助)
検査内容 | 補助額 |
---|---|
基本13項目※ (全年齢) |
被保険者を対象に8,000円を限度に組合が補助します。 |
胃がん検診〔X線撮影〕 (受診日当日30歳以上) |
30歳以上の被保険者を対象に3,500円を限度に組合が補助します(定期健診のオプション検査です。胃がん検診のみでは受けられません)。 |
- ※労働安全衛生法に基づく事業主健診の検査項目を満たしています。
人間ドック(契約医療機関)
条件 | 補助額 |
---|---|
一般ドック (受診日当日30歳以上) |
30歳以上の被保険者を対象に、年度内に1回健診時に25,000円を補助します。 |
節目ドック (年度内45歳) |
年度内に45歳を迎えられる被保険者を対象に無料で受診できる人間ドックをご案内します(年度当初、4月1日現在資格がある方)。 |
健診の利用方法
- 注)受診券なしで受診した場合は補助対象外となります
特定健康診査
対象被保険者へ特定健診受診券を個別に送付します。ただし45歳節目ドック対象者の方は除きます(実施年度中に75歳になる被保険者の方は、お申込みにより特定健診受診券を発行します。有効期限は75歳誕生日の前日となります)。
定期健康診断
外来健診
最寄りの総合事務所から「定期健康診断受診券」を受け取り、受診する契約医療機関に利用者が予約申込みをしてください。
巡回健診
組合本部まで健診実施予定日・受診予定者数を連絡して、巡回健診契約医療機関の確認と「定期健康診断受診券」の交付を受けてください。
人間ドック
一般ドック
- A.最寄りの総合事務所に受診を希望する契約医療機関名と受診希望日を連絡し、「人間ドック受診券」の交付を受けてください。
- B.受診希望の契約医療機関に受診希望者が直接予約後、総合事務所に連絡をし、人間ドック受診券の交付を受けてください。
節目ドック
- A.節目人間ドックの案内にもとづき、最寄りの総合事務所に受診を希望する医療機関名と受診希望日を連絡し、「節目人間ドック無料受診券」の交付を受けてください。
- B.受診希望の契約医療機関に受診希望者が直接予約後、総合事務所に連絡をし、人間ドック受診券の交付を受けてください。
受診にあたって
- ●東食国保の健診補助は年度内1回となっており、人間ドック(節目ドック)、特定健診、または定期健康診断のいずれか1つを選んで受診してください(それぞれ受診券が異なります)。
- ●東食国保の人間ドック、または定期健康診断には、特定健診の検査項目が含まれています。
- ●勤務先で労働安全衛生法に基づく健康診断(事業主健診)が行われている場合は、勤務先の健診を受けてください。健診結果を東食国保に提出していただくことにより、特定健診の受診に代えられます。
また、健診結果によっては、特定保健指導が必要な場合がありますので、健診結果をお知らせください。
人間ドック・定期健康診断・特定健診の検査項目
人間ドック
1 | 一般診察 | ○ | ||
---|---|---|---|---|
問診(質問票) | ||||
2 | 身体計測 | 身長 | ○ | |
体重 | ||||
BMI | ||||
腹囲 | ||||
視力 | ||||
3 | 血圧測定 | ○ | ||
4 | 胸部X線撮影 | ○ | ||
5 | 尿検査 | 糖 | ○ | |
蛋白 | ||||
潜血 | ||||
6 | 血液検査 | 貧血・多血など | 赤血球数 | ○ |
ヘモグロビン | ||||
ヘマトクリット | ||||
白血球数 | ||||
血小板数 | ||||
7 | 肝機能など | AST(GOT) | ○ | |
ALT(GPT) | ||||
γ-GT(γ-GTP) | ||||
総蛋白 | ||||
ALP | ||||
総ビリルビン | ||||
アルブミン | ||||
8 | 脂質代謝 | 中性脂肪 | ○ | |
HDLコレステロール | ||||
LDLコレステロール | どちらか一方 | |||
Non-HDLコレステロール | ||||
総コレステロール | ○ | |||
9 | 腎機能 | 血清クレアチニン | ○ | |
eGFR | ||||
10 | 痛風など | 尿酸 | ○ | |
11 | 糖代謝・糖尿病 | 血糖 | ○ | |
ヘモグロビンA1c | ||||
12 | 心電図検査 | ○ | ||
13 | 聴力検査 | ○ | ||
胃部X線撮影 | ○ | |||
眼底検査 | ○ | |||
腹部超音波検査 | ○ | |||
便潜血検査 | ○ |
- ※人間ドックは、上記以外にも、医療機関により独自の検査項目があります。
定期健康診断
1 | 一般診察 | ○ | ||
---|---|---|---|---|
問診(質問票) | ||||
2 | 身体計測 | 身長 | ○ | |
体重 | ||||
BMI | ||||
腹囲 | ||||
視力 | ||||
3 | 血圧測定 | ○ | ||
4 | 胸部X線撮影 | ○ | ||
5 | 尿検査 | 糖 | ○ | |
蛋白 | ||||
潜血 | ||||
6 | 血液検査 | 貧血・多血など | 赤血球数 | ○ |
ヘモグロビン | ||||
ヘマトクリット | ||||
7 | 肝機能など | AST(GOT) | ○ | |
ALT(GPT) | ||||
γ-GT(γ-GTP) | ||||
8 | 脂質代謝 | 中性脂肪 | ○ | |
HDLコレステロール | ||||
LDLコレステロール | どちらか一方 | |||
Non-HDLコレステロール | ||||
総コレステロール | ○ | |||
9 | 腎機能 | 血清クレアチニン | ○ | |
eGFR | ||||
10 | 痛風など | 尿酸 | ○ | |
11 | 糖代謝・糖尿病 | 血糖 | ○ | |
ヘモグロビンA1c | ||||
12 | 心電図検査 | ○ | ||
13 | 聴力検査 | ○ | ||
胃部X線撮影 ※30歳以上 | △ |
- △:希望者(費用負担あり)
特定健診(40歳~74歳)
1 | 一般診察 | ○ | ||
---|---|---|---|---|
問診(質問票) | ||||
2 | 身体計測 | 身長 | ○ | |
体重 | ||||
BMI | ||||
腹囲 | ||||
3 | 血圧測定 | ○ | ||
5 | 尿検査 | 糖 | ○ | |
蛋白 | ||||
6 | 血液検査 | 貧血・多血など | 赤血球数 | □ |
ヘモグロビン | ||||
ヘマトクリット | ||||
7 | 肝機能など | AST(GOT) | ○ | |
ALT(GPT) | ||||
γ-GT(γ-GTP) | ||||
8 | 脂質代謝 | 中性脂肪 | ○ | |
HDLコレステロール | ||||
LDLコレステロール | どちらか一方 | |||
Non-HDLコレステロール | ||||
9 | 腎機能 | 血清クレアチニン | □ | |
eGFR | ||||
11 | 糖代謝・糖尿病 | 血糖 | どちらか一方 | |
ヘモグロビンA1c | ||||
12 | 心電図検査 | □ | ||
眼底検査 | □ |
- □:医師の判断による
健康診断の結果の取り扱いについて
健康診断の結果は、受診者本人と東食国保に送付されます。また勤務先が行う定期健康診断の場合、結果は勤務先にも送付されます。
健診結果につきましては、関係法令を遵守して保健指導データとして使用し、必要時は本人に連絡します。その他の目的のために受診結果を使用することはありませんので、健康診断の結果の取り扱いについてご了承願います。
- ※令和7年度の特定保健指導は専門機関のスギ薬局(スギウェルネス)・薬樹(みるたす)の薬局グループに業務委託して実施します。
健診の効果
生活習慣病の芽をつみとる
生活習慣病のほとんどは自覚症状が現れません。健診を受けて初めて病気の初期の段階であることがわかります。健診を受けていなければかなり進行してからわかることも多くあります。毎年1回定期的に健診を受けていれば、本人が気がつかなくても生活習慣病の初期の段階、つまり芽の段階で見つけてつみとることができます。
健診の結果を生活改善に生かす
健診で生活習慣病の芽が見付かれば、生活習慣を改善することで良くなります。またすでに薬を飲んでいる方も、生活習慣病は生活習慣の改善をしない限り良くなりません。健診結果から自分の生活をふり返ってみましょう。良くない習慣だとわかっていてもなかなか改善しませんが、数値で示されればよくわかり、実行できることもあります。
健診を上手に受けるポイント
- 1.年1回は必ず受ける
- 2.「要再・精密検査」といわれたら必ず受診
- 3.病気で通院中の人もきちんと受ける
- 4.健診の結果は保存しておく
- 5.検査機関は、できるだけ同じところで
- 6.健診の結果を生活改善に生かす